未来の1/fragment





* * *



生徒達の証言により、屋上へ続く階段の前に先生数人がやって来た。



「この上にうちの生徒が…」



担任の西岡が先頭で歩き出し、屋上へ向かう。


屋上へ出る扉の前で、外から生徒の話声が聞こえ、一度足を止める。


背後から背中を押される西岡は、後ろにいる他の教師を制止させた。



「ちょっと待ってください‼︎」



少し扉を開けて、外にいる生徒の話を黙って聴き始める。



* * *



「私達は人間の平均寿命の4分の1しか生きていない。まだ何も始まってないんだよ。親の言われた通りに生きるなんて、そんな人生つまらない。それでいいの?

一度きりしかない人生だから、後悔はして欲しくない。今から何度でもやり直せる」



夏海は右腕を伸ばして人差し指を服部に向ける。