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生徒達の証言により、屋上へ続く階段の前に先生数人がやって来た。
「この上にうちの生徒が…」
担任の西岡が先頭で歩き出し、屋上へ向かう。
屋上へ出る扉の前で、外から生徒の話声が聞こえ、一度足を止める。
背後から背中を押される西岡は、後ろにいる他の教師を制止させた。
「ちょっと待ってください‼︎」
少し扉を開けて、外にいる生徒の話を黙って聴き始める。
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「私達は人間の平均寿命の4分の1しか生きていない。まだ何も始まってないんだよ。親の言われた通りに生きるなんて、そんな人生つまらない。それでいいの?
一度きりしかない人生だから、後悔はして欲しくない。今から何度でもやり直せる」
夏海は右腕を伸ばして人差し指を服部に向ける。



