「服部くんは今、将来の夢とか目標はあるの?」
突然夏海は服部に話題を振り、横で見ていた堀澤は咄嗟に夏海の肩に手を置き、思わず止めに入る。
「いきなり何言い出すんだ‼︎」
「堀澤、いいから黙ってて!」
夏海は堀澤を見上げて睨み、その目を見た堀澤は恐怖を覚え、「はい」とだけ返事をして、夏海から一歩下がった。
「俺は…」
吃る服部を遠くからじっと見つめていた夏海は前に歩き始め、丸林の隣に並んだ。
「私の夢は、優秀な弁護士になる事。弱者を助け、自分の正義を実現したい。美談にしか聞こえないかもしれないけど、金と地位がほしいとは思ってない。
今自分の目の前で困ってる人を必ず助けてあげたい。丸林みたいに理解して共感してくれる仲間が側にいたことに気づけたのは、あなたがまだ生きていたからよ?」



