未来の1/fragment





「今この屋上から飛び降りて楽になろうと思っただろうが、現実はそうはいかない。どれだけの人に迷惑をかけることになるのか、分からないのか?」



服部はただ黙って丸林の話を聞く。



「俺がもし死んだとしても、誰一人として悲しむ奴なんていないけど、お前はそうじゃないはずだ」


「放っておいてくれよ‼︎親の機嫌を伺ったり、兄と比べられたり、もう疲れたんだ…。この世から消えてしまいたい‼︎」



「消えたいとか、死ぬとか簡単に言うなよ‼︎俺だって俺だってな何回も思ったさ、でもそれは出来なかった。お前を見てて気付いたんだよ。いつか親や兄弟を見返してやるって」



人に気を使い、顔色を伺い、相手に合わせる行為の裏には、


「実は自分のことを見て欲しい」「認めて欲しい」「愛して欲しい」という欲求が隠れている。