「一体、あなた達は何の話をしてるの⁇」
屋上に来たとはいえ、全く状況が掴めない夏海と堀澤は、ぽかんと口を開けて2人を見ていた。
「お前はお前で頑張ってると思う。誰にも言えない悩みを抱えている奴はお前だけじゃない。俺もそうなんだから」
丸林が少しずつ近づいて行くと、服部は後退りをする。
「それ以上、俺に近付くな‼︎」
フェンスに背を付けて振り返り、よじ登ろうとする服部の姿を見た丸林は咄嗟に、服部のシャツを掴んで必死に引きづり下ろす。
「出来もしないことをするなよ‼︎」
服部は掴んでいたフェンスから手を離し、コンクリートの地面に倒れこんだ。
コンクリートの地面に倒れ込んだまま、顔を伏せる服部に対して、丸林は襟を勢い良く右手で掴んで怒鳴り始める。



