学年2位の好成績である服部にも、悩みの1つや2つはあるんだなと。服部も1人の人間なんだなと寧ろ安心してしまう。
丸林はある意味で服部と近いものを感じてしまい、思わず「ふふっ」と口に出して笑った。
「人が真剣な話をしている時に何だよ、俺の事を馬鹿にしてるだろ⁉︎」
「いや、何て言うか…まだお前はいい方だよ、実の親なんだから」
「えっ?」
丸林は一歩ずつゆっくり、服部の方へ歩み寄っていく。
* * *
屋上へ続く階段の前で立ち止まった夏海は、迷わずに立ち入り禁止のロープを跨いで階段を上り始めた。
「おい、坂尻‼︎」
見るに見兼ねる堀澤も夏海の後を追う。



