未来の1/fragment






「俺はどんだけ勉強を頑張っても、1位になれないんだ。何故か分かるか?坂尻さんが常に上にいるからだ。俺にとって坂尻さんは超えられない高い壁なんだよ。それを俺の親は分かってくれない」


「親…」


「俺には2つ上の兄貴がいるんだ。成績優秀で常にトップ、我が家では当たり前なんだ。親はそんな兄貴と俺を比べるんだ。

最近、親は僕も東京六大学を目指すのが既定路線のような口ぶりをしてくる。それがとてもプレッシャーで辛いんだ。


どれだけ頑張っても勝てない相手はいるって事が親には分からないんだよな」



兄の方が優秀な場合、親は兄を基準に考えてしまう。


弟は比較され、できない子供と烙印を押され、頑張ることから逃げてしまう。