* * *
一方、丸林はというと、ドアノブを回して扉を開けた。
目の前には服部が1人立っており、両手を広げノートを破り捨てていた。
丸林には、妙な光景が広がっていた。
「お前、ここで何やってんだよ⁉︎」
丸林の問いかけに、服部は笑いながら答える。
「丸林かぁ、ここってよく分かったね」
「おい、答えになってないぞ‼︎」
いつになく声を荒げる丸林に、服部は身構える。
「もうさ、何の為に勉強してるのか、分からなくなったんだよ。親の為?自分の為?ましてや、学校の知名度向上の為なのか」
空を見上げながらそう呟く服部を丸林は遠い目で見つめる。



