未来の1/fragment





「何でこんなところに…」



丸林は階段を見上げながら疑問に思っていると、ある言葉を思い出した。






『服部くんが危ない、彼から目を離さないで‼︎』






数日前、下校途中に坂尻から言われた言葉だった。


丸林はもう一度立ち入り禁止のロープが引かれた階段を眺めて、力強く足を踏み出しロープを跨いで上り始めた。



屋上へと続く階段を上りながら、あの時の記憶から坂尻の言葉を思い返す。







「今回は今までと違う気がする、命が…命がかかってるの」



丸林は上を見上げた途端に、グイッと力強く夏海にシャツの襟を掴まれ



「笑い事じゃ済まされないレベルって事なの⁉︎分かってよバカ‼︎」







上って行くと次第にドアの窓ガラスから光が溢れていた。


丸林は躊躇しながらドアの取っ手に手を伸ばした。