未来の1/fragment







いつもあいつに振り回されてばかりだけど、やはり気になってしまう自分がいる。


坂尻の策略にまんまとはまり、成り行きになってしまっている。まさに術中にハマるってやつ。


丸林は空を見上げ、しばらくしてからその場から立ち上がり、お尻を叩いて歩き出した。



* * *



夏海は焦りを感じていた。


なかなか自分の事を理解してもらえない。


所詮他人の事などどうだっていいのかもしれない。自分の事で精一杯だから。


言葉足らずで上手く伝えられない、このもどかしさ。


この問題は服部だけが悩んでる訳ではなく、丸林も同様の悩みがあるという事。


超えなければらない壁が余りにも高過ぎて、挑戦する事なく諦めてしまっているから。


彼等が背負う問題をどう気付かせて解決して行くかが、今後の課題である。


気づいて欲しい、自分の意思で道を切り開く方法を…