「今回は今までと違う気がする、命が…命がかかってるの‼︎」
「えっ命⁉︎お前はそんな未来が見えるようになったのか?」
丸林は上を見上げた途端に、グイッと力強く夏海にシャツの襟を掴まれた。
「笑い事じゃ済まされないレベルって事なの⁉︎分かってよバカ‼︎」
握られたシャツを離して、夏海は立ち去って行った。
そんな夏海の後ろ姿を見ながら丸林は舌打ちをする。
「いつになく、激しいな…」
その場に座り込んだ丸林は、考え事を始めた。
何必死になってんだよ。そんだけの情報じゃ、分かるもんもんも分からねーよ。
最近は坂尻に関わるとろくなことがない。プラスになる事ってあったか?



