「夏海?どうかした?」 「いや、何でもない‼︎」 我に戻った夏海は、2人を見るなり微笑んでその場をどうにか誤魔化した。 またしても、夏海は嫌な予感を感じていた。 名残惜しそうに、夏海は屋上を見上げるのをやめ、再び前を歩き出した。 でもその嫌な予感は、どうも当たっていたようだ… 夏海が視線を向けるのをやめた後、その屋上のフェンス越しに背をつけて座り込んでいる、1人の男子生徒がいた。 でもそれは、誰も予期することさえ出来ない事態が起きようとしていた…