「坂尻はお前の事をただの友達だと言い切った。それってつまり…振られたって事だよな‼︎」
ハハッと笑う丸林の表情を伺う堀澤は、馬鹿にされている気分になり、ふっと鼻で笑った。
「お前、頭のネジ外れてんな⁉︎」
はっきり言って丸林は、どの言動も行動も全てにおいて、一体何を考えているか分からない。
「あいつは俺を必要としている、お前じゃない」
堀澤はこの一言を言われ、スイッチが入ったかのように、鋭い視線を向けていた丸林の襟を掴み返した。
丸林に向ける堀澤の目は本気だ。
「俺に殴る資格、お前にはあるのか⁇今ここで俺を殴ったら、この間のペナルティがあるお前は即退学だぞ⁉︎」
黒板横の時計の裏に隠されたカメラを指差す堀澤に対して、丸林はチッと舌打ちをして、堀澤の胸ぐらを掴んでいた手を勢いよく離した。



