「自分から動きもせずに、邪魔者であった私を排除したかった。違うでしょ?好きなら好きってまず最初に、堂々と本人に言いなさいよ‼︎ちゃんと言葉にして言わないと、いつまで経っても相手に伝わらないわよ‼︎」
「おい…おいって⁉︎」
丸林は夏海の右肩をトントンと叩く。
「何?」
不機嫌気味に返事をする夏海は、丸林が指を指す方へ振り向くと、教室のドア越しで堀澤が立っていることに気付いた。
「堀澤…」
夏海と丸林は表情を引きつる。
「堀澤、お前いつから居たんだよ⁉︎」
「廊下で練習してて、坂尻の声が聞こえたから、何事かと思って見に来た」
堀澤は教室内に入り、丸林、夏海とすれ違い、星野の前に立った。



