腕を組みながら夏海の話を聞いていた丸林が重たい雰囲気の中で口を開いた。
「お前、法律まで知ってるのかよ⁉︎本当に抜け目のないやつ」
ボソッと夏海に対して本音がつい出てしまう丸林は、只々唖然とする。
「ねぇ坂尻さんは、堀澤くんの事どう思ってるの?」
星野から質問を受けた夏海は、腕を組みながら誠実に答え始める。
「堀澤は大事なクラスメイトで友達、ただそれだけよ?勝手に星野さんが誤解をしてるだけ。私がいつ、堀澤のことを好きって言った? 」
夏海は星野に対して痛烈に言い放ち、彼女を遠ざけた。
「坂尻に嫉妬心ってやつか…つくづく女って怖えーな」
丸林は呆れる様に言うと、背後から人の気配を感じ、ふと後ろを振り返る。



