「私への嫌がらせは、それだけで終わらなかった。あなたは友人に指示をして、私を殺そうとした。殺人未遂罪、刑法第203条で定められている、これは列記とした犯罪よ‼︎
加害者が殺意をもって殺害行為に及んだものの、被害者である相手が死亡しなかった場合に成立する。
殺人未遂罪での刑罰は基本的には5年以上の懲役だが、未遂減免により減軽される場合がある。これだけの犯行の動機と計画性があれば立証できる」
夏海は星野に詰め寄りながら、右手で星野の肩を押し強気な態度で挑発をする。
「あなたの身勝手な犯行で、大事な友人まで巻き込んだ。自分がやって来たことは、そのまま自分に返って来るわよ‼︎」
夏海の圧倒的な発言力というか、説得力に太刀打ち出来ない。存在感が増すばかりだった。



