「やられたらやり返す…なーんてね。私もいつまでも黙ってないって事よ。さぁ、そろそろ帰ろっか‼︎」
夏海は、真弥とさやかの肩をポンっと叩き、保健室を出ようとした。
「堀澤、巻き込んでごめんね。もう練習戻って!」
「おっ…おぅ‼︎」
夏海達が保健室を後にして、堀澤もその場から立ち上がり出て行こうとした時に、保健師の先生が堀澤に向かってわざとらしく独り言のように話した。
「最初は坂尻さんにだけ攻撃していたのに、今回は周りの友達が怪我をする被害が出てしまった。状況はこれから悪化していくはずよ」
堀澤はその場に立ち止まり、保健師の先生の方に振り返った。
「確かに坂尻さんは勉強も出来て、容姿も良い。惹かれる部分は沢山あると思う。そんな子が人気者の男子の側にいたら、一体どうなるかしら…⁉︎」



