再び校門の方へ歩き出した3人だったが、夏海の背後で何かが起ころうとしていた。
植木鉢を校舎のまでから下に落とし、パリンと割れた音と同時に「キャー‼︎」とさやかの悲鳴が聞こえた。
夏海と真弥はさやかの方に振り向くと、植木鉢が道に散乱しているのを目撃し、割れた鉢植の破片がさやかの左足を直撃して擦りむいて血が出ていた。
2人は慌ててさやかに駆け寄り、その場にしゃがみこむ。
「さやか大丈夫⁉︎」
「うん、ちょっと擦りむいてるけど…」
「保健室行こう、さやか立てそう⁉︎」
夏海はさやかの腕を持ち、真弥はリョックを持ってその場から離れた。
植木鉢が落ちて来た辺りの校舎の窓を見上げてじっと見つめる夏海は、さやかを支えながら保健室へと向かう。



