夏海の家の前に着くと堀澤の方を振り返った夏海は、面と向かって話をする。
「わざわざここまで送ってくれてありがとう」
「気にすんな、ただ俺が送りたかっただけだから」
「堀澤って何か最近、私に優しいけど…どうしたの?」
夏海からの予期せぬ言葉に、堀澤はただただ目を開けてびっくりする。
「どうしたのって…お前が心配だからに決まってるだろ‼︎」
「何それ、変なの⁉︎」
「それより早く家入ったら⁉︎」
堀澤は親指で家の方を指差した。
「うん、じゃーね‼︎」
夏海は堀澤に手を振り、玄関前の扉を開け、家の方へと歩いて行った。



