「クラスで噂になってたのは、本当だったってわけね…。優秀な弟と比べられる自分が惨めで情けないと思っていても、自分を変える事が出来ない」
「もういい、やめろ」
「人間は比較する事でしか物事を理解出来ない生き物だから、自分の事ですら、他人と比較する事でしか理解出来ない。ついつい見比べてしまうのは仕方がないのよ」
「もういいって言ってるだろ⁉︎」
丸林は強く怒鳴り、夏海のベッドに上がり込み、夏海を布団越しで跨いで、話を続ける夏海の口を右手で塞いだ。
「っ…んんん〜‼︎」
手で口を塞がれた夏海は、丸林の右手を自分の両手で掴み叩いたりして離そうとするが、男子の力はそう簡単には勝てない。



