閉じていた目を薄っすら開け、はっと上体から勢い良く起き上がった夏海はまだ視界がフラついていて、右手で目を添えた。
フラフラと揺れる目の前の廊下の窓、隣に誰かが立っている。もしかして保健師の先生なのか⁉︎目のピントがなかなか合わない。
「勢い良く起き上がるな‼︎まだ寝てた方がいいんじゃないのか?」
夏海は言われる通り、再び仰向けでベッドに入り横になった。
さっきまで堀澤と体育館で話をしていたはず…
「もしかして堀澤⁇」
夏海から「堀澤」の名前が出て、少しイラっと来た丸林は眉間に皺を寄せる。
「堀澤じゃなくて悪かったな‼︎どうやったらあいつと間違えんだよ⁉︎」
丸林はポケットから携帯を取り出し、携帯を操作し始めた。



