未来の1/fragment








真弥とさやかは、堀澤の方に身体を向けて座り、消しゴムを投げた。


投げた消しゴムが堀澤の左腕に当たり、飛んできた方を向くと、真弥とさやかが堀澤に向かって口パクで何かを話していた。



「何があったの?」



堀澤は真弥の口パクで何を言ったのかは分かったが、ぷいっと黒板の方に視線を移した。


その様子を見ていた真弥とさやかは、苦笑いを浮かべた。



「あれ完全に私達の事、無視したよね…」


「話したくない何かがあるんじゃない⁇」


「えっ?」



教壇に立つ担任の西岡は、真弥とさやかが小声で話しているのが聞こえ、後ろを振り返り2人に視線を向ける。



「そこのお前ら授業中だぞ、静かにしろ‼︎」


「はい…」



真弥とさやかは黒板の方に身体を向けて、慌てて教科書とノートを開き始めた。