真弥とさやかは、堀澤の方に身体を向けて座り、消しゴムを投げた。
投げた消しゴムが堀澤の左腕に当たり、飛んできた方を向くと、真弥とさやかが堀澤に向かって口パクで何かを話していた。
「何があったの?」
堀澤は真弥の口パクで何を言ったのかは分かったが、ぷいっと黒板の方に視線を移した。
その様子を見ていた真弥とさやかは、苦笑いを浮かべた。
「あれ完全に私達の事、無視したよね…」
「話したくない何かがあるんじゃない⁇」
「えっ?」
教壇に立つ担任の西岡は、真弥とさやかが小声で話しているのが聞こえ、後ろを振り返り2人に視線を向ける。
「そこのお前ら授業中だぞ、静かにしろ‼︎」
「はい…」
真弥とさやかは黒板の方に身体を向けて、慌てて教科書とノートを開き始めた。



