「また坂尻が倒れたんだ‼︎」
保健室の中に入り、保健師の先生はカーテンを開けて、堀澤はベッドの上に夏海を下ろした。
「あの事故から、まだ調子が悪いのかしら…」
保健師の先生は、夏海の身体の上に毛布を掛けた。
堀澤は心配そうに、目を瞑って寝ている夏海を見ていた。
「俺授業に戻るので、先生後はお願いします。担任には伝えときますから」
「分かった」
堀澤は名残惜しく、保健室を出て行った。
教室へ戻った堀澤に、担任の西岡が声を掛けた。
「堀澤、坂尻知らないか⁉︎」
「坂尻なら体育館で倒れて、保健室で寝ています」
「そうか…堀澤が連れて行ってくれたのか、ありがとう。もう席に座れ‼︎」
はいと返事をした堀澤は、自分の席に座った。



