「なぁ、ニュースの話に戻るけどさ。その全国一位の人の苗字が『丸林』だったんだ!」
「名字が一緒…もしかして丸林の弟か⁇んなわけないよな〜‼︎」
クラスメイトの男子数名が笑っていると、丸林は話を聞いていたのか、ムクッと起き上がり席を立ち始めた。
そのまま教室の後ろを歩き、噂話をする男子の席で立ち止まり襟を掴み始めた。
「おい、うるせーんだよ‼︎」
丸林はクラスメイトを殴ろうと右手を上げた瞬間、背後からバシッと手首を掴まれた。後ろを振り向くと、堀澤が立っていた。
「殴るほどの事じゃないだろ⁉︎そこまでにしてやれよ‼︎ただの噂話なのに、何でお前がムキになるんだ?」
堀澤は丸林に冷たい視線を送る。



