未来の1/fragment







そこへ体操着を着た堀澤が、教室へ入ろうとした途端、夏海と丸林が2人でいる姿を見て、思わず教室の入り口で足を止めた。



「お前ら、何やってんだ‼︎授業始まるぞ…」



夏海と丸林は、教室のドアの前で立っている堀澤に気付き、丸林は慌てて掴んでいた夏海の腕を離した。



少し顔が赤い夏海を見た堀澤は2人のそばに駆け寄る。



「何で泣いてんだ?丸林…お前、坂尻に何かしたのか⁇」


「はぁ⁇俺は何もしてねぇよ」


「じゃあ何で…」



心配そうに夏海を見つめる堀澤は夏海の肩を組み、その場から立ち去ろうとする。



「坂尻、行くぞ」



堀澤がいつになく声が低いトーンで夏海に声をかける。


丸林はただ2人が教室を出て行くその後ろ姿を静かに見ながら、小さく舌打ちをした。