「それは、本当なのか?」
「うん、本当だよ‼︎私が敬太に嘘ついた事ないでしょ?もし私が嘘をついても、きっと敬太なら見抜くでしょ?」
「もう…紛らわしいことすんなよ」
飯田は真弥に抱きつき、真弥も嬉しそうに両腕を飯田の腰に回した。
「もう安田に相談とかすんなよ」
「あっ、今ヤキモチ妬いたでしょ⁉︎」
「お前ってやつは…」
2人が仲直りしているその階段の側面に背をつけて話を聞いていた夏海は安堵して、腕を組み口を緩め微笑んでいた。
真弥の選択は、『本当の事を素直に話す』
真弥は高校を卒業して、5年後に幼馴染の飯田敬太と結婚する。
もう1つの選択肢であった、意地を張り続け嘘を重ねていた場合。
2人は二度と口を利かない喧嘩別れとなり破局、後戻りできない程に取り返しのつかない最悪の展開になるところだった。



