第一走者から第二走者へ。
次へと次へとバトンがわたっていく。
引き離されているところもあれば、接戦をしているところもある。
「第五走者目並んで。」
私達は並んで、足どうしを繋ぐバンドを巻いた。
アンカーの一つ前なのでプレッシャーを感じる。
私達の前の人たちは接戦の状態をキープしながら、私たちにバトンを渡した。
「がんばろ。」
走る前に未海の声が聞こえて、バトンに入れる力を強める。
練習通り上手く進んでいく。
けれど相手も同じくらいの速さで進んでいく。
相手との距離は予想よりも近くて、肩と肩がなんどか触れ合う。

