髪の毛はボサボサで伸ばしきってたのにスッキリと整えられていて


黒縁メガネはコンタクトに変わって


全くの別人になっていた



「ホントに中村くん?」


「はい!」



あの地味で冴えない中村くんがこんなにイケメンになるなんて‥‥



「あの‥‥全部声に出てるんですけど‥‥」


「あ‥‥ごめん‥‥

でも、本当にかっこいいよ!

これなら香織ちゃんもきっと振り向いてくれるよ!」


「そうですかね‥‥」


「そうだよ!!

香織ちゃんだけじゃなくて他の人も振り向いちゃうよ!」



中村くんは照れたのか手の甲で顔を隠してしまった



「ありがとうございます‥‥」



中村くんは、小さくお礼を言った