「おい、私がキレる前に友ちゃんと私の前から姿を消せ」


私はそういいながらあいつに近づいていく


「おっ、覚えとけよ!」


すると前回のこともあったのかあいつは負け犬の決めゼリフを吐き、怯えながらさっていった



「琴美ありがとね、それに中村くんも」


「いえ、僕は何も‥‥」


私なんかお礼を言われる筋合いじゃない


「友ちゃん‥‥ごめんね」


「なんで琴美が謝んのよ」


「だって‥‥」


「そんなのいいから!あんたのことだからまた変なこと考えてんでしょ」


変なことって‥‥


「謝る暇があるなら早く帰ろ」


「友ちゃん‥‥!ありがとう!!」


私はそう言って友ちゃんに抱きついた


友ちゃんは嫌がっていたが本気で嫌がっている訳ではなさそうなのでもっと強く抱きしめた