私は中村くんに引っ張られてどこかに連れていかれる


中村くんの歩く速度は速くて小走りになってしまう


何度も反抗していた私だったけれど、無言の中村くんが怖くなって黙った



少しすると立派な家の前に止まった


誰の家だろうと表札を見ると中村と書いてある


中村くんの家!?


中村くんは困惑している私をよそに鍵を開けて中に入っていく


もちろんまだ腕は掴まれているので私も一緒に中に入る