ガラガラッ!


「おはよー!」



私が元気良く挨拶するといつものようにみんな笑顔で返してくれた



だがその数秒後、私の後ろにいる中村くんに気づくとクラスのみんなが驚いた顔で固まった



「えっ‥‥お前の後ろにいるやつ誰?」


クラスの男子が聞いてきた


みんなもさっきまでの騒がしさと打って変わって静まり返っている


「中村涼介くんだよ」


私がそう言うとみんなまた驚いた顔をした



「ホントに!?めっちゃカッコイイじゃん!」


「私ちょータイプなんだけど!」



クラスの女子たちは騒ぎ始め、中村くんを囲んで色々と聞きはじめた


その中にはもちろん香織ちゃんの姿もある


中村くんはこの状況について行けずに、すごくテンパっていた


そんな中村くんを私は助けようとしたが
女子たちのパワーに圧倒されて結局助けられなかった