「だーかーらー!香織ちゃんの何処を好きになったの?」


「それは‥‥あの‥‥一目惚れだったんです‥‥。」



顔かー、


香織ちゃんは可愛いし愛想もあって


男の子にすごくモテる。


中村くんが香織ちゃんを好きになるのは私にもうなずける



「告白とかしないの?」



「しませんよ!振られるのはわかりきってることなんですから‥‥」


「そんなのしてみないとわかんないじゃん」



「わかりますよ‥‥

だってクラスでも浮いている存在の僕が

あんなに可愛い子に相手にされるわけないですし‥‥」


中村くんはそう言って肩を落とした



自分で言って自分でへこんでるし‥‥



「よしっ!わかった!私があんたをプロデュースしてあげる!!」


「はっ?」



私は立ち上がって中村くんを指さした