「特に異常はないようですが、念のため検査をして、そのまま何日か入院していただきます。
足も、リハビリをすればすぐに治りますよ。
ですが、無理はしないでくださいね。
それでは、」
医師の先生は、丁寧に説明し終わると病室から出ていった。
病室にはお父さんとお母さん、中村くんがいる。
何と言うか‥‥うん‥‥気まずい。
「ゴホンッ‥‥さっきの事なんだが‥‥」
「お父さん、帰りますよ。」
「で、でもなぁ‥‥」
「はいはい、行きますよ。
それじゃ、お母さん達は帰るから、友ちゃんには琴美が起きたって連絡しておくからね。
それじゃあ」
「あ、うん。バイバイ」
お母さんは、渋るお父さんを無理やり連れて出ていった。

