「ん‥‥」


あれ‥‥ここは‥‥


目を開けると、そこには白い天井が見えた。


あれ‥‥あたしどうしたんだっけ‥‥‥


私はあたりを見渡す。


けれど誰もいなかった。


頭には包帯が巻かれていて足にも巻いてある。



私‥‥車にひかれたんだった‥‥



そうだ。中村くん‥‥中村くんに会いにいかなきゃ‥‥!


私は口につけてあった酸素マスクを外して起き上がった。


体が‥‥重い‥‥


私はベッドから出て、立とうとすると倒れてしまった。


ドサッ___


立てない‥‥なんで‥‥


足に力が入らない。



そんな時、目の前のドアが開いた。