でも‥‥どうすればいいの‥‥?


「一さん‥‥!」


声の主が私を呼んだ。


そんなに悲しまないで‥‥。


あなたが悲しいと私も悲しいの‥‥。


「早く目を覚ましてよ‥‥。」



中村くん‥‥?


この声は中村君だ。


なんで今まで忘れてたんだろう。


こんなに大事な人なのに‥‥。


早く‥‥会いたい‥‥!


中村くんに会いたい!



そう思った瞬間、真っ暗だった世界が光に包まれた。