「でも‥‥最近元気がなかったの‥‥。 ご飯も残すし‥‥部屋にこもってばっかりで‥‥ 理由を聞いてもなんでもないって‥‥ あんなに‥‥元気だったのに‥‥ なんでこんな事になってしまったのかしらね‥‥」 美里さんの目には涙が浮かんでいた。 「聞いた話によるとね、車にひかれる前、琴美は何か急いでいたらしいの‥‥ 切羽詰った顔をして、物凄い勢いで走っていたらしくて‥‥ 何が‥‥あったのかしらね‥‥」 美里さんは悲しげに瞳を伏せた。