私は、被害者であることが考慮され、処分はなしという決断でした。

 確かに挑発はしたものの、それは自己防衛であり、事実しか言っていないと先生たちの判断でした。
 ただし、2週間、公庄先生の元で放課後ボランティアという名の指導が入ることにはなりました。

 そして、神野くんと嵐鬼の皆さん(渉さん除く)へは2週間の自宅謹慎、ただし親同席のもとでの指導はなしということでした。

 私を守ろうとしたことと、事実を否定せずに受け入れたことから、悪意がないと判断されたそうです。

 あ、でも雷斗くんだけは親同席指導付でした。
 理由は、ケンカ以前の口論から、悪意があり神野くんにかかって行ってしまったから。
 これはもう、言い逃れできなかったそうです。

 彼らも謹慎後は放課後、公庄先生からの指導が入るそうです。

 そんなこんなでなんとか幕を閉じた騒動でした。

 しかし、私だけ処分がないというのは本当に申し訳がなかったとしか言いようがありません…。