プールサイド ラプソディ

『夏実ぃ~それ、マジでヤバいから…』


俺は涙ながらに夏美に訴えた。


がっ、夏美はそんな俺の男心を無視するかのように、


『えぇ~!!こんなことくらいで発情しないでよっ!しかも、こんなとこでっ!!』


なんともデリカシーのかけらもない言葉を浴びせてきた。


はっ、発情って…


俺、そんなにサカってるように見えるのか?


俺は眉間に皺を寄せながら首を傾げた。


がっ、夏美はそんな俺の心情を知ってか知らずか、口に手を当てながらクスクスと笑い続けていた。