プールサイド ラプソディ

『いや…その…えっと…』


目を泳がせ、しどろもどろに答える俺を見下ろしながら、夏実は、はぁ~っと大きなため息をついた。


そしてにっこりと微笑みながら俺の耳許に口唇を寄せると、


『嫌じゃなかったよ…。』


小さく囁いた。


うっ…


瞬間、全身がカッと熱くなった。