ジリジリと照りつける太陽。


雲一つない青い空。


夏休み前日、


水泳部、部室前にて、


俺は同じ水泳部であり、親友の大樹に肩をガクガクとゆすぶられていた。


それもそのはず。


7年越しの初恋にピリオドを打つべく背中を押してくれている親友に、俺はというと、いつまでたってもその場から動こうとしないからである。