プールサイド ラプソディ

『って、オイっ!!』


俺はとっさに夏美の腕を掴み、そのまま抱きあげた。


そしてため息をつきながら、


『ほんと、お前なにやって…』


呆れ顔のまま夏美を見上げた。


すると…


『えっ…』


目の前には、頬を赤く染め、瞳を潤ませながら伏し目がちに視線を逸らす夏美いて…


俺はそんな夏美を見つめながらポカンと口をあけた。