「そんなことないよ〜!寂しい時もあるけど、美男美女のお母さんとお父さんの子供に生まれてこれて幸せだよ。高校も頑張るからね っ」
寂しくさせてるからって、基本なんでも自由にさせてくれたし、不自由してないよ
ほんとに、ね。
「あ~ほんといい子に育ったわ。夢宇〜!」
お母さんにギューってされた
いやいや、天然かよ
みんな見てるわっ !
もともと美男美女揃ってるからちらちら見られてたのに もう 〜!
「麻結歌(マユカ)、夢宇が可哀想だ。皆見てるからそのへんでやめろ。」
「はあ〜い。」
お父さんの一言でお母さんが離れた。
この二人の娘で幸せだ。
「夢宇、そろそろ行かなきゃだろ?俺達は違うとこ行くから、1人で行けるよな?」
「うん!じゃあ行ってくるっす!」
ぴしっと敬礼をきめて、私のクラス、1ーCに向かった。

