ドアが見えた来た
「くくっ!」
ちょっとしたすりガラスから理貴の影が見え、肩を震わせてることがよく分かる
「何よ!笑うんじゃない!!」
「ふはははは‼
外まで響いてるぞ~
お前の足音」
我慢できなくなった理貴は噴き出して、余計な一言を次々とあびせてくる
「それ以上指摘するなあぁぁぁぁ!」
バコン‼と乱暴にドアを開けると、そこにはいつもと違うシャキッとした理貴が立っていた
「…っ」
ヤバイ カッコ、良い…
「嘘だよ、お前は重くないよ、体重」
フッと笑ったけどそんなことを気にしているわけではない
「いや、そんなことはどうでも良いんだけど、今日の理貴…何か、カッコいい…なぁって」

