しろくまカフェ。

「はい、巨峰サワーね。
おねーさん飲むペース早いね。笑」

こんなふうに飲むのは初めてだった。
確かに早い。

1時間のうちに2杯しか飲んでいない私に比べ、
既に6杯目。
度数が弱いとはいえど
少し酔っているのかテンションが上がってきている香澄。

「そぉかなー?
てか、鈴音遅すぎ!!」

「私は普段飲まないから…」

「そおなんだ?なんか強いのもってこようか?笑」

「やめてください。笑」

チャラ男も含めてしばらく話ていると

「ねー、おにーさんこの後ひま?
カラオケ行かない?」

「ちょ、なに言ってんの香澄…」

まさかの展開に戸惑う。

「うーん、仕事終わるの待ってられるならいいよ。
あ、でも今日給料日だからさ、
知り合いのバー寄らなきゃなんだよね」

「いいよいいよー!」

「え、香澄…」

私を無視して進められていく会話。

「あ、鈴音12時までだっけ?
どーする?先ホテル帰っとく?」

「え…」

もちろん私としてはそうしたい。
初対面の男と飲みに行くなんて嫌だし
明日は朝も早い。

でも。

酔うと寝てしまうらしい香澄。
彼氏がいたって、
違う男と一晩過ごす事に抵抗もないらしい。

それをわかっていて
友達としてほうってはおけない。

「いいよ、私も行く。」

「お、大丈夫なの?」

「うん。でも少しだけね。」

「あれ、もう1人の子も大丈夫なの?
明日朝早いとかなんとか…」

「あ、はい。大丈夫です。行きます。」

「俺たぶん12時にはおわるから…
ごめんだけど待ってて。」

「「はーい」」