『やっ、やめてぇ!』


また始まった。鈴へのいじめ。


可哀想だけど見ているしか無かった。


夏希達にはむかえば次は私達がいられる。


夏希達は鈴の髪の毛を掴んで机に押し付けた。


鈴は泣きながら『やめて』と言い続けている。


にも、関わらず、夏希達は笑っている。



『キャハハ!今日はこの辺で終わっといてあげるわよ。』



酷いけど、見て見ぬふりをする私達も夏希達と同じなんだ。