LOVErefrain

『怒られてんのー。』






『うるさいなー。』







『…柑奈ちゃん、今日時間ある?』







『ん?』







『柑奈ちゃんが好きそうなカフェ!見つけたの。だから、行かないかなーって。』





『ほんと?!行く!行きたい!』








『ほんと?じゃあまた放課後ね。』







そのやりとりを見ていた伊織は、ニヤニヤしながらこっちを見ていた。






『ラブラブじゃん。』







『…んー、けど律くん私のこと好きってわけじゃなさそうなんだよね。』






『…そうなの?』







『…なんとなくね。』







私は授業の準備をして前を向いた。

律くんは、好き、という気持ちよりは、違う感情がありそうな気がするんだよね。




気のせいかもしれないけど…。