LOVEｒｅｆｒａｉｎ

『…本当はどうしたの？』






『…ん？』







『…何か、あったんでしょ？』







『まぁ、ね。だけど、大丈夫！ありがと、律くん。』






『ちゃんと辛くなる前に言う！わかった？』






私のほっぺをつねりながらそう言う律くん。






『ひゃ、ひゃい！』







『よし。ところで、あのふたりはいつまでああしてるのかな。』






視線の先を見ると、伊織と瞬ちゃんがまだじゃれあっていた。





『いつものことだよ。』






『…そか。柑奈ちゃんはあの2人と幼馴染みなんだっけ。』






『んー、まぁそんな感じかな？』







『いーなぁ。俺も小さい頃の柑奈ちゃん見たかったー。』






『特に変わんないよ？』







『じゃあバカってことか。』







『うっさい！』







そんな感じで話してたら、昼休みも終わって、授業が始まった。
私の隣の席は伊織で、伊織が話しかけてきた。