そして、車の中で連絡先を交換した。

「LI○E交換してくれる?」

あたしはここで断っていればこんな悲しいことにならなくてよかったのかな。

「じゃぁ俺、けいに教えてもらっとくわ。」

あたしは2人と仲良くなった。
どちらも銀髪のウィッグを被っていたけれど、クールな感じの雰囲気を醸し出し、ぱっちり二重の眉毛が特徴的なのはネロ。まぁ、けいというらしい。

そして、すごく陽気な雰囲気を醸し出してちょっとぽっちゃりで、笑うとエクボができるのがダンテ。まぁこちらもくーというらしい。

車で15分ほど行ったところであたしは降ろしてもらった。

「ありがとうございました。」

「おう、またな。」

「おー、なっちーまたな!!」

…いつの間になっちーと呼ばれることになったんだろう。夏輝とゆう名前だったからだろうか。

その後あたしはメッセージを送って、お礼を言った。疲れていたのかそのままその日は寝てしまった。