「俺はよく分かんねーが、そーなんじゃねーか?」 「そっか。」 白は再び頷いた。 カラスは話を進める。 「そして、烏はゴミを漁るんだ。」 「ゴミを?僕と一緒だ。」 「あいつらは猫の漁ってる餌を横取りにくるし、鋭いクチバシで攻撃してきたりもする。」 「酷いね。」 「あぁ。」 「…僕は会いたくないな。」 やがてカラスが喋らなくなってから、白は気付いた。 カラスは、どうして、烏なのかな。