君を好きになっちゃったんだ。

「思った通り村上さんは似合うね。着物だと暑いだろうから浴衣にしたけど大丈夫みたいだね」




空き教室について丸ちゃんに着付けされたあたし。




着ている浴衣は白地で白帯。




…うん。完全に死んだ人。




「文化祭当日は前髪もつくってね。貞子みたいに顔が見えないように」




あ、そういうこと。




それをするために前髪が必要だったんだ。




「じゃあお披露目のために教室に行こうか」




「え?お披露目?」




衣装のチェックのために着たんだからお披露目の必要はないよね?




「だって萩原さんとかクラスの人たちに見せておかないと。ほらほら」




ぐいぐい手を引っ張られて抵抗することが出来ない。




丸ちゃんって見た目によらず、意外と強引…