君を好きになっちゃったんだ。

「それくらい、約束するよ」




一日あれば十分。




「え〜ホント〜?」




「話せばいいんでしょ?簡単じゃん」




チャラ男先輩と話すことにも慣れてきたのか、言葉がスラスラとでてくる。




「なら必ずやってよ?きっとなかなか出来ないから」




そう言ってふっと笑うチャラ男先輩。




なっ…!!




「ちゃんと出来るから!もう、サヨナラ!!」




馬鹿にされたようで、腹が立つ。




靴を履いてドアを開けたとき、先輩に「桜ちゃん、」と呼ばれた。




「…なに?」




「俺と話してたように話せば絶対に話せるから。ダメそうだったら俺を思い出して。頑張れ。応援してる」




振り返ると真っ直ぐにあたしを見つめているチャラ男先輩。




意外とこういうところは好きだったり、するし、




もうチャラ男先輩のこと嫌いじゃない




…かもね。




「ありがとう。頑張るよ、晴」




あたしは一歩、踏み出した。